言わずと知れた日本のガラス工芸の第一人者の一人、大平洋一のガラスベースです。 date: 1992 designer: Yoichi Ohira φ95 × h158 1973年よりイタリアに移住、その後37年もの間、現地で活動をし、数々の賞を受賞するなど閉鎖的なムラノガラス界においてその名を認めさせた日本人です。 大平作品はロンドン・ビクトリア&アルバート美術館、ニューヨーク・メトロポリタン美術館、スミソニアン、コーニングなど名だたる美術館に収蔵され、今では世界的な人気を誇ります。 1987年からデマホ(De Majo)のデザイナーに就任、1990年代には卓越した技術を持つ現地マエストロ達とコラボレーションをし、大平が構想した作品をマエストロ達の技術で形にし、ユニークな作品を送り出してきました。 こちらは作風からデマホの物と酷似しておりますが大平がデザインし、de majo のサインが無いことから独自の作品と思われます。 美しいグリーンのグラデーションになった台形のボトム部から、ふっくらとした膨らみシェイプ、また広がりながらスッキリと立ち上がるスモーキーグレーのボディ、口縁やボトム縁にめぐらせたレッドのラインなど、シンプルな造形ながら見どころが詰まった作品かと思います。 手吹きならではのガラスの揺らぎも味わい深いです。 近年大平洋一の作品はデマホの工房物でも日本円で数万〜数十万、ユニーク作品ではオークションで10今後手にすることはますます難しくなるかと思います。 大切にして頂ける方にお譲りできたら幸いです。 コンディションは出来る限り洗浄しており、大きな傷やワレなどは見受けられずとても美品かと思いますが古い物になりますので細かな汚れ小傷等はある場合がございます。 詳細は写真にてご確認いただき、ご了承下さい。 素人採寸の為、サイズ誤差がある場合がございます。 NC/NRでよろしくお願いします。